テニス上達スクール「フィーリングテニス」
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読めば上達!テニスの知恵  >  テニスの知恵

質を上げる  Vol.3

本質的な問題を解決する事ができると、がんばる必要はありません。 そしてまた、反省も必要ありません。

というより

  • 「がんばる事や、反省では本質的な原因は見つける事ができない」
と言ったほうがよいかもしれません。

本質的な原因を理解すると結果は瞬時に変わります。 つまり、今まで分からなかった事が分かると次の瞬間からできるようになるのです。

本質的な原因が分かると、

  • ボールの回転のかけ方が分からなかったプレーヤーは、次の瞬間から回転をかける事ができるようになります。
  • ボールの距離がコントロールできなかったプレーヤーは、次の瞬間からボールの距離が分かるようになります。

このように原因が分かると特に苦労する事無く、結果は変わるのです。 つまり、がんばる必要がなくなるのです。 また、反省する必要もなくなるのです。

ところが本質的な原因が分からないと、なかなか思うような結果はでません。

その為、思うような結果がでるまで、繰り返し「頑張ろう」とするのです。 そして「頑張ること」で無理やり身につけようとするわけです。

しかし、これではなかなか良い結果を出すことはできません。 その為、しばしば自分自身で反省してしまいます。 そして、モチベーションが下がったりしてしまうのです。

少し話は変わりますが、先日あるプレーヤーからテークバックについて質問を受けました。
「私はどうしても降り遅れてしまうのです。。。」
「テークバックが遅いようで、準備を早くしたいのですが。。。」
「どうすればよいですか?」
ということでした。

そこで私はまず
「なるほど、テークバックを早く準備できればいいのですね」
「ところで今はどのようにされているんですか?」
と聞くと彼は
「早くテークバックするように意識して練習しているのですが。。。」
「なかなか上手くいかなくて。。。。」
ということでした。
「なるほど」
「では、テークバックが遅れる原因とその対処法について考えてみましょう」
と言う事になりました。
「ところでどうすれば今より早くテークバックができるようになると思いますか?」
と私が聞くと彼は
「意識してもっと早くテークバックする事が必要だと思うのですが。。」
そこで私は
「でも今も早くテークバックしようとしているのですよね」
と聞くと
「そうなんです。でももっと早くするように意識しないと。。。」

「でもちょっと待ってください」
「今も早くしようとしているのにこれ以上早くする事が可能ですか?」
すると彼は
「。。。。。。。。」
そこで私は
「でもおかしくないですか?相手のボールはコート一面の長さ(23.77m)を飛んでくるのですよ!」
「それに比べてテークバックの長さはせいぜい1mちょっとですよね」
「単純に考えると23分の1の長さですむのにどうして遅れるのでしょうね?」
すると彼は
「それは確かに。。。。」
そこで、すかさず私は
「でしょ!ということはテークバックの時のスピードが遅いのではなくて、いつテークバックを始めるかの時間に問題があるのではないですか?」
と聞くと
「あっ!なるほど!」
と納得したようです。
すると彼は
「そうか!だったら、もっと早い時点でテークバックを始めるように意識したらよいのですね!!!」
と言いました。

この対処法は多くの方が思いつくことです。ところが、これではまだ不十分なのです。

そこで私は
「いいえ、それでは上手くいかないと思います。今あなたがしなければいけないことはそうじゃないんです。」
「では、ちょっとたとえ話をしますよ。」
「もしあなたが迷子になったらあなたはどうしますか?」

「まず地図を探します。」

「なるほど、それでどうしますか?」

「目的地を見つけてそこを目指します!」

「。。。。。。残念ながらそれではもっと迷子になってしまいますよ。。。。」

「???????」

「ところで、迷子になっている原因はなんでしょう?」

「目的地までの道が分からない事ではありませんか?」

「それはそうなんですが、一番大切な事を忘れていますよ」
「迷子になっているという事は、自分の今いる位置が分からなくなっていることが一番の原因だと思いませんか?」

「あ!!!」

「自分の今いる位置が分からないまま目的地を目指すと、もっと迷いこんでしまう事になりますよね」

「なるほど、そのとおりです。」

「ということは迷子になった時に一番先にしなければいけないことは?」

「自分がどこにいるか確認すること!」

「はい!正解です!」
「さて、それではテークバックの話に戻しますよ。」
「今テークバックが迷子になっているわけですよね」
「そうすると何を一番最初にしなければいけないか?分かりますか?」
すると彼はしばらく考えて
「いま自分がどのタイミングでテークバックを始めているのかを知ること!」

「はい!そのとおり!」
「そうすると簡単にテークバックの遅れは解消されますよ!」

と、こんな感じの会話だったわけですが、どうです? 彼は頑張ってテークバックを早く準備しようとしていたのです。 ところが、なかなか良い結果が出なかったわけですね。 これは対処方法が本質的な事に対してではなかったからです。

ところが問題をもっと細分化していくと、今までとは全く違う対処方法がでてきました。 この方法は「意識して早くテークバックする!」に比べると何段階も細かく分析されています。 その結果実践するとすぐに問題が解決されるのです。

どうでしょう? 私が「頑張る必要がない!」と言った意味がお分かりいただけたでしょうか?

このように上達する時間を短縮する為に、一番大切な事はがんばることではないのです。 本質的な原因を分析することです。