テニス上達スクール「フィーリングテニス」
このサイトページは次のURLに移転しました。 3秒後に新URLに転送します
自動で移動しない場合は恐れ入りますが下記をクリックしてください。
テニス上達スクール「フィーリングテニス」

読めば上達!テニスの知恵  >  テニスの知恵

試合に勝つ為には  Vol.3

さて戦略、戦術についての三回目です。

前回までで戦略、戦術の必要性とポイントについてお話しましたね。 そして、また戦術を遂行する為には狙い方を覚える必要がある事をご説明しました。

前回もご説明したように、戦略、戦術を遂行する為には、精度の高いテクニックが必要になります。 ところが、現実には戦術を実行しようとすると、多くのプレーヤーは逆にミスが増えてしまう傾向があります。 これは実は狙い方がはっきりと分からないからなのです。

つまり、狙おうとすればするほどミスをしてしまうのです。 そこで、今度はミスをしないようにすると相手の正面に飛んで行ってしまうわけですね。 これでは悪循環ですね。

この問題は狙い方を覚える事で解決します。 誰だってわざわざ相手のいる所へ打ちたくないですよね! 練習は別ですよ^^ 試合なら相手のいない所へ打って気持ちよくエースをとりたいですよね。

さて、それでは今日はその狙い方についてお話します。

「狙う!」感覚の誤解は、脳の記憶のメカニズムに関係するのです。

少し難しい話になりますが、多くのプレーヤーの「狙う!」は大脳記憶によって実践しようとしているのです。 その結果ミスの確立が増えるのです。

ところがトップ選手たちの「狙う!」は小脳記憶によるものなのです。

ここで大脳と小脳の違いについて簡単にご説明しますね。

大脳とは正確には大脳新皮質と言って人間だけが持っている脳です。 この脳は思考や判断をする事を大きな役割としている脳です。

それに対し小脳の役割は身体の動きの微調整を司る脳です。

あなたは自転車に乗る時にバランスのとり方を意識しているでしょうか? そんな事はしませんね。 身体が勝手にバランスをとって自転車をコントロールしてくれます。 これは小脳の働きによるものなんです。

ところが、いきなり小脳記憶によって身体をコントロールする事はできません。 最初は大脳でイメージを描き、そのイメージと現実との修正を大脳と小脳の間でフィードバックしなければいけないのです。 そして、フィードバックする時期を過ぎると今度は小脳のみでその動きを実行する事ができます。 この時は大脳を働かせる必要がないのです。 それはあたかも、大脳のイメージを基準に作った物を小脳にショートカットのアイコンを作るようなものです。 それ以後はショートカットのアイコンを使えばすむわけです。

これは自転車を覚える時、最初はバランスがとれませんが、 いったんバランス感覚を覚えると何も意識しなくても勝手にバランスが取れるようになるのと全く同じ事です。 小脳にバランス感覚のショートカットができたわけです。

実はテニスの「狙う!」も全く同じ事なのです。 小脳記憶をしていると大脳で意識する必要がないのです。 ボールは勝手に思った所へ飛んでいきます。

ところが多くのプレーヤーはこの小脳記憶の回路を上手く働かせていません。

その理由は

  • 「大脳記憶のみでプレイしている」
  • 「小脳記憶を円滑に働かせていない」
この二つです。

一つ目の「大脳記憶のみでプレイしている」プレーヤーは、まだ、小脳記憶ができていないわけですね。

この原因はその練習方法にあります。

先ほども言ったように大脳は思考や判断を司る脳です。 思考にはイメージが含まれます。 このイメージを使い、小脳に回路を作っていく必要があるのですが、 上手く小脳記憶できないプレーヤーは思考でボールをコントロールしようとしているのです。

具体的には 「ラケットはこういうふうに引いて・・・・」 「足は前に踏み込んで・・・」 「ラケットの面はこれぐらいでボールに当てて・・・」 というように頭で身体をコントロールしようとしている状態ですね。

これは、大脳の思考による記憶でボールをコントロールしようとしているので、 いつまでも小脳記憶のレベルまで行かない訳です。 その結果「狙う!」でもその時にボールは狙ったところへ飛んで行ってくれないのです。 つまり、戦術を遂行する事ができないわけです。

このようなプレーヤーの特徴は、あるコースにボールをコントロールしようとしても、 何球か打たないとそのコースに飛んで行きません。

例えば、的を狙ってボールを打っても最初はなかなか行きません。 その為に修正する時間が必要です。

  • 「さっきは右に飛んだから今度はちょっと左へ・・・その為に・・・」
  • 「今度は左へ飛びすぎたからもう少し右へ・・・・その為に・・・」
こんな感じですね。

ですが、考えてみてください。 戦術を遂行する為にはその一球でその位置にコントロールできなければ意味がありませんね。 だって、一球目でミスをしたら次はありませんから。

あなたは自転車に乗る時に最初にバランスの修正をするでしょうか? まさかそんな事はしませんよね。 そのまま乗る事ができるでしょう。

おかしいですね。 でもこれが小脳記憶とそうでない違いなのです。

テニスの試合でこの小脳記憶がとても大切な事が少し分かっていただけたでしょうか?

多くのテニスプレーヤーが戦術を実行できない、 つまり「狙う!」事ができない理由はここにあるのです。 理由は簡単です。 小脳記憶する為の練習をしていないからなのです。

これは練習の方法の違いです。 本来は誰もが簡単に小脳記憶の回路を作る事ができます。 それが証拠に自転車は殆どの方が乗れるようになりますね。
(蛇足ですが、もしも自転車に乗れない方がおられたらご連絡くださいね。 簡単に乗れる方法をご紹介しますよ^^凄いでしょ、CCMは自転車だってすぐに乗れるようになるのです^^)

練習の方法さえ間違わなければすぐに小脳記憶の回路を作る事ができるのです。